専門看護師・認定看護師の知恵袋31
2025年xx月掲載:Tea Time94号
(2025年・秋号)
日本赤十字社医療センターには、日本看護協会が認定している専門看護師19人、認定看護師26人がおり(2025年4月時点)、それぞれの分野に特化した看護ケアを患者さんに提供しています。本連載は私たち「専門看護師」「認定看護師」を皆さんによりいっそう知っていただくため、耳よりな情報をリレー形式でお伝えします。

地域看護専門看護師
谷口 美穂
Miho Taniguchi
円滑、安全・安心して治療を受けていただくために…
「地域看護」はどんな分野?
地域看護では、病気や障害の有無にかかわらず、その方の健康課題に対して、ご自身の強みや力を支え、その方らしく生活できるように関わらせていただく看護分野です。
「患者支援室」をご存じですか?
多くの患者さんは、近隣の医療機関を経て当センターの外来や入院の治療となります。また、治療後にリハビリなどで転院や、近隣の医療機関の継続受診や、日常生活に新たな支援が必要となることもあります。その一連の流れを円滑に、患者さんにとって安全・安心に過ごしていただくために、地域の医療機関、介護福祉施設など多施設・多職種と関わらせていただく「患者支援室」があります。そこでは、医師、看護師、メディカルソーシャルワーカー、事務職といった多職種、総勢50人を超えるスタッフが働いています。
この4月から医療機関との連携を主に、初診外来の予約取得、診療に必要な診療情報のやりとり、緊急受診や転入院の調整をしています。特に緊急受診の相談では、たくさんの病気や症状がある中、限られた情報と短時間で、受診科をご案内するのでとても大変です。そして、電話の先におられる患者さんの辛さやご不安を汲みつつ、多忙な医師の手を一瞬止め、気持ちを寄せてもらえるように日々、努力しています。
ぜひ一度お越しください!
当センターでは患者さんや地域の方々に向けた色々な講座を開催しています。“市民公開講座”もその一つです。(詳細は当センターホームページをご参照ください)病院は用事がないと“行ってみよう!”とはなりにくい場所です。そこで、このようなイベントを通して、“日赤は、どんな病院なのかな?”と知っていただき、受診が必要となる際の心的ハードルを下げることや、安心につながるといいなと思っています。