院内ボランティアとは
院内ボランティアとは、病院内で医師、看護師、その他の職員と協力して、患者さんが少しでも良い状態のもとで安心して治療を受けることのできるよう、病院を利用する人々に自発的にサービスを提供する人のことです。
ボランティアには医師や看護師の仕事はできません。しかし、病院の中には専門職でなくともできる仕事はたくさんあります。ボランティアがそのような仕事を自ら行い、患者さんに心のやすらぎを与えられるならば、より治療しやすい環境が整うことでしょう。
ボランティアに期待する具体的な役割は、個々の病院によって異なりますが、市民参加としてのボランティア活動を考える時、ボランティアが受け持つ役割には基本的に共通するものがあります。
- 一人ひとりの患者さんに対して、人間的なきめ細かいサービスを提供する役割
- 病院生活を豊かにし、よりよい治療環境をつくりあげる役割
- 病院と地域社会を結びつける役割
ボランティア活動への参加について
院内ボランティアになるには
ボランティア活動は特別な資格や経験がなくても、患者さんの役に立ちたいというお気持ちがある方なら、基本的にどなたでも参加いただけます。ただし、次の条件を満たしていることが必要です。
- 心身ともに健康で、赤十字事業に理解のある方
- 患者さんの気持ちが理解でき、優しい心をお持ちの方
- 患者さんのプライバシーを守れる方
- 原則として1 週間に 1 回、2 時間以上の活動ができ、かつ半年以上継続して活動が可能な方
募集時期
毎年、年に1回(7月頃を予定)募集期間を設けております。
募集期間になりましたら、ホームページのお知らせ(トップページ)に詳細を掲載しますので、そちらをご覧ください。
(期間以外に関しては、応相談)
対象者
18 歳以上(高校生を除く) ~ 原則 70 歳未満
長期的に継続できる方、語学堪能な方歓迎いたします。
活動時間帯
8 時 30 分 ~ 17 時 00 分 ※活動場所や内容によって多少異なります。
主な活動内容
外来
(平日 8 時 30 分 ~ 17時 00 分の間で 2 時間程度)
・初診外来に来られた方(外国人の患者さんを含む)の案内
・自動再来受付機、及び自動精算機の使用方法の説明、補助等
・車椅子利用者の誘導や介助等
・診療科や病棟等への案内等
入院病棟
現在募集しておりません。
緩和ケア病棟
(平日:9時30分~16時30分) ※応相談
・花瓶の水交換、アロマトリートメント、ティーサービス、洗濯代行、患者さんの話し相手、買い物の付き添い・代行(院内売店)、病棟行事(クリスマス会、豆まき等)の手伝い
※年齢20 歳以上の方に限ります。
※緩和ケア病棟での活動をご希望の方には、活動に先立ちオリエンテーションの受講をお願いしております。開催日は別途お知らせします。
※ 1 年以内にご親族が亡くなられた場合は、活動をご遠慮いただいております。
小児病棟
(平日17:00~20:00)*応相談
・食事介助、寝かしつけ
*継続して活動ができる方
*活動に先立ち研修の受講をお願いしています。
(開催日は別途お知らせします)
乳児院
(9:00~17:00の間 3時間程度 時間応相談 平日活動できる方優先)
・乳幼児の遊び相手、授乳等
※乳幼児との関わり、お世話に慣れている方
※乳児院での活動をご希望の方には、活動に先立ち面談、オリエンテーションの受講をお願いしております。
(開催日は別途お知らせします。)
患者図書室の管理
(平日 9 時 00 分 ~ 16 時 00 分)
・図書の貸し出し管理、整理等
ハーブガーデニング
(毎週火曜日及び毎月第 2 土曜日 10 時 30 分 ~ 15 時頃)
・ハーブガーデンの手入れ、ハーブティーサービス等
※ ガーデニングが好きな方、興味がある方大歓迎
ボランティア活動開始までのStep
Step1 |
ボランティア活動申込書の提出 |
Step2 |
ボランティアオリエンテーションへの参加と個別面談(活動内容の打ち合わせ等)
※病院ボランティア活動における遵守事項と活動内容、ボランティア活動の心構え等についてご説明いたします。 |
Step3 |
健康診断受診とボランティア保険への加入
※健康診断は、血圧及び感染症に関する状態把握のため、胸部X線撮影と血液検査を行います。 |
Step4 |
健康診断の結果とともに活動初日のご案内を郵送にて通知 |
Step5 |
ボランティア活動開始
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施設利用
その他
- ボランティア保険への加入(原則として全員加入していただきます)
- エプロンと名札の貸与
- 各種講習会(車椅子講習会、赤十字救急法救急員養成講習会など)の受講
- ボランティア総会と意見交換会(年 1 回)の開催
- イベント(ハーブティーサービス) など