腎臓について
腎は、ソラマメの形をした、概ね握りこぶし大の臓器です。腸を包む腹膜腔のうしろ、後腹膜腔の横隔膜直下に左右1つずつあります。
腎の主な働きは、①尿を作り体内の老廃物を排泄すること、②赤血球数の調節(エリスロポエチンの産生)、③血圧・体液量の調節(レニンの産生)、④血中カルシウム濃度の調節(ビタミンDの活性化)です。
腎がんの症状
早期の腎がんは、自覚症状がありません。進行すると、肉眼的血尿、疼痛、腹部腫瘤といった症状が現れることもあります。
予防と検診
現在、腎がんの多くが、検診の腹部超音波検査、他疾患精査で撮影した腹部CTで、偶然に見つかっています。