当センターの周産期部門の前身である「日本赤十字社産院」は、今年で100周年を迎えました。
1922年(大正11年)に、日本の乳幼児死亡率が欧米諸国に比べて高いことを憂慮した日本赤十字社が、保険的社会事業として「日本赤十字社産院」を開設しました。
当時は、出産は自宅で行うものと考えられていましたが、次第に出産の医療化が進み、当院はその先駆け的存在となりました。
母親学級の開設、精神予防性無痛分娩の開始、新生児未熟児センターの開設など、多くの取り組みを行い、母子の出産を支えるために邁進してまいりました。
私たちはこれからも安心して出産・育児ができる医療体制を提供し、母子を支援していけるよう努力を続けてまいりたいと思います。
今後も変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
当センターでの分娩数が30万件を突破
当センターでの分娩数が2023年に30万件を突破し、記念すべき30万件目のご家族には本間院長(当時)から記念品と花束が贈られました。
30万件到達前には、1階総合案内前にて、周産期部門100周年記念動画の上映、周産期部門の年表の展示とあわせて30万件へのカウントダウンも行いました。
左から2番目:本間院長(当時)中央:30万件目のご家族、右:宮内センター長(副院長)
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周産期部門の歴史を年表や動画で紹介 |
周産期部門100周年記念動画
周産期部門100周年を記念し、1922年(大正11年)の開設時から現在までの活動を振り返る動画を作成しました。
本動画は、2022年10月29日に開催された「日本赤十字社医療センター周産期部門100周年記念式典」にて上映しました。
1階総合案内前や、当センター公式YouTubeからぜひご覧ください。
病院情報誌「Tea Time」でもさまざまな活動を紹介しています
病院情報誌「Tea Time」では、当センターでの分娩に対する取り組みや周産期メンタルヘルスを紹介したり、連載「HAPPY BIRTH ROOM」においてお母さんやご家族が子育てに対する不安が少しでも減るように当センターでの活動を紹介しています。
次号(2023年1月発行予定)では、周産期部門100周年を特集し、100年の歴史を写真や年表でみることができますので、ぜひご覧ください。