当科のご紹介
内視鏡診断治療科は、2010年1月の新病院開院とともに開設されました。近年消化管疾患の診断・診療において内視鏡は重要な役割を果たしています。当センターでは、地域がん診療連携拠点病院として消化器内科・胃・食道外科・大腸肛門外科・呼吸器内科の各科医師が連携し、消化器内視鏡検査・治療、気管支鏡検査を行っております。
当科は、安全かつ円滑に内視鏡診療が行えるよう各科を統括する調整役としての機能を担っています。
特色
・がんの早期発見とともに早期に体の負担が少ない低侵襲治療が行えるよう努めています。
・日本消化器内視鏡学会専門医・指導医を中心に内科医・外科医が連携し、内視鏡診断・治療にあたります。
そのため、科の枠を超えて診療情報を共有しやすい体制となっています。
・通常診療のほか、夜間・休日もオンコール体制をとっており緊急内視鏡に対応しています。
扱う疾患
消化管疾患のうち、消化管内視鏡による診断・治療を要するもの
呼吸器疾患のうち、気管支鏡による診断・治療を要するもの
特に
消化管腫瘍(食道がん、胃がん、大腸がん)の内視鏡診断・治療
胆膵疾患(がん・結石・炎症等)の内視鏡診断・治療
消化管出血に対する緊急内視鏡
主な検査・治療
検査
経口上部内視鏡検査・経鼻上部内視鏡検査(通常観察・色素法・画像強調観察(NBI・BLI・LCI)・拡大内視鏡観察)
大腸内視鏡検査、超音波内視鏡検査(消化管・胆膵)
小腸カプセル内視鏡検査、ダブルバルーン小腸内視鏡検査
内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)
超音波内視鏡下穿刺吸引生検
気管支鏡
治療
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)(食道・胃・大腸)
内視鏡的粘膜切除術(EMR)・ポリペクトミー
内視鏡的消化管止血術
内視鏡的異物除去術
内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)
内視鏡的バルーン拡張術
内視鏡的胆管結石除去術、内視鏡的胆管・消化管ステント留置術
超音波内視鏡下胆道ドレナージ(EUS-BD)
内視鏡下胃瘻造設術(PEG)
※内視鏡診断・治療の詳細については、消化器内科もご覧ください。