大腸肛門外科

当センター医師が第878回外科集談会で研修医演題奨励賞を受賞しました

2025年12月20日に行われた第878回外科集談会において、当センター初期研修医(外科プログラムコース)の小田詩織医師が研修医演題奨励賞を受賞しました。演題名は「膀胱内圧測定下にTAPP法を施行した巨大鼠径ヘルニアの一例」で、巨大鼠径ヘルニアの手術後に起こりうる腹部コンパートメント症候群を念頭に置いた周術期管理と膀胱内圧測定の有用性について考察を加えた症例報告です。
  

左側より佐々木愼大腸肛門外科部長、小田詩織医師、中島淳院長

特色

がん診療連携拠点病院として、当科では大腸がんの診断から治療までを主体に診療を行っています。基本理念は、がんの根治性を追求しつつ、身体にやさしい、合併症発生の少ない、術後のQOLを重視した手術の施行にあります。腹腔鏡下手術による低侵襲手術と下部直腸がんの機能温存、肛門温存手術が特色といえます。
また、併存疾患に対しては周術期に各診療科と連携を取り、合併症のリスクを低減し、安全な医療を心掛けています。更に治療後もしっかりと経過を見させていただき、再発・転移時の化学療法や放射線治療あるいは緩和ケアを含めたシームレスな医療を、各診療科・部署と連携を取り提供していきます。

1 大腸がんに対する専門性の高い治療の提供
2 各該当診療科との連携による併存疾患の対応
3 術後フォローにおけるシームレスな医療(化学療法、放射線治療、緩和ケア)

また、当科では、転移リスクを下げることや、がんによる合併症を回避するために、受診後2週前後の早期手術を目指しています。当センターの公式YouTubeでは、大腸がんと診断されてから当科を受診するまで、当科を受診してから手術までに必要な検査などをご紹介していますので、ぜひご覧ください。


扱う疾患

  • 大腸がん(結腸がん、直腸がん)
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
  • 肛門疾患(直腸脱、内外痔核、裂肛、痔瘻)
  • 鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア、臍ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア
  • 急性腹症(虫垂炎、大腸穿孔など)

主な検査

主な実績

診療実績(2025年度)

入院
延患者数 新患者数 1日平均患者数
5,896 710 16.2
外来
延患者数 新患者数 1日平均患者数
7,539 642 31.3
疾患別手術件数

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
大腸がん
(原発部位切除手術)
結腸がん 全体件数 68 66 50 48 65 51
内、腹腔鏡 53 (77.9%) 59 (89.3%) 46 (92.0%) 44 (91.7%) 65 (100%) 51(100%)
直腸がん 全体件数 31 37 22 21 23 21
内、腹腔鏡 27 (87%) 37 (100%) 22 (100%) 21 (100%) 23 (100%) 21(100%)
全体 全体件数 99 103 72 69 89 72
内、腹腔鏡 80 (80.8%) 96 (93.2%) 68 (94.4%) 65 (94.2%) 89 (100%) 72(100%)
虫垂炎 全体件数 29 22 19 20 28 26
内、腹腔鏡件数 19 (65.5%) 17 (77.2%) 18 (94.7%) 20 (100%) 27 (96.4%) 26(100%)
肛門領域
5 10 19 12 18 11
その他
30 20 33 24 27 22
ヘルニア 鼠径ヘルニア 全体件数 61 81 75 72 86 87
内、腹腔鏡 12 (19.6%) 11 (13.5%) 24 (32.0%) 18 (25.0%) 6 (7.0%) 5(5.7%)
大腿ヘルニア
1 0 1 2 2 0
閉鎖孔ヘルニア
2 1 0 2 0 1
腹壁瘢痕ヘルニア
11 12 18 13 8 15
臍ヘルニア
2 6 4 2 8 11
手術総件数
345件 335件 322件 300件 337件 330件

 
 
 
 
 
 
 
 

業績

業績はこちらをご覧ください。

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