血液内科の特色

造血幹細胞移植

白血病というと不治の病というイメージを持たれる方も多いかと思いますが、治療法の進歩により現在は治癒する方も多くなってきました。その治療成績の向上の一翼を担っているのが造血幹細胞移植です。白血病は化学療法だけでも治癒する場合もありますが、再発のリスクが高い場合や既に再発してしまった場合には通常の化学療法よりも大量の抗癌剤と必要に応じて全身放射線照射を併用して体内の白血病細胞を出来る限り減らす必要があります。この場合、正常の血液の細胞が回復しなくなってしまうために健康な人からもらった造血幹細胞(血液を作る源になる細胞)を移植(手術ではなく点滴で輸注します)する必要があります。これが同種造血幹細胞移植(同種移植)です。健康な人の幹細胞といっても、患者さんとの相性がよくなければならないので、HLAと呼ばれる白血球の型を合致させる必要があります。HLAは兄弟間では1/4の確率で一致しますが、兄弟に提供者(ドナーと呼びます)が見つからない場合には骨髄バンクや臍帯血バンクからドナーを探すことになります。現在、骨髄バンクには約56万人のボランティアドナーが登録されており、臍帯血バンクには約10,000個の臍帯血が凍結保存されています。

 ドナーのリンパ球が患者さんの体内に残った微量の白血病細胞を攻撃してくれる効果 [移植片対白血病効果、GVL (graft-versus-leukemia)効果] が存在し、免疫細胞療法の側面も有しています。しかし、効果が高い反面、移植そのものによる合併症も無視出来ません。すべての白血病の患者さんに同種移植が必要なわけではなく、また同種移植を行えば必ず治癒する訳ではありません。しかし再発のリスクが高い患者さんに対して治癒を期待出来る有力な治療の選択肢となります。本邦で行われている同種移植の数は年々増加しています。安全に幹細胞を提供出来るのは一般的に65歳以下の基礎疾患のない健康な方ですので、年齢とともに兄弟から移植を行うことは難しくなります。そのような場合、骨髄バンクや臍帯血バンクを介して移植を行うことになります。

 一方であらかじめ採取・凍結保存しておいた自分の幹細胞を用いて大量抗癌剤の投与後にその幹細胞を戻す治療が自家末梢血幹細胞移植と呼ばれます。多発性骨髄腫やALアミロイドーシスに対し高い効果を示し、一部の悪性リンパ腫の患者さんにも行われます。 当科では自家および同種移植に力を入れており、2024年には自家、同種合わせて44例の移植を行っています。

造血幹細胞移植を受けられる方へ

当センターにて造血幹細胞移植を受けられる方へ向けてパンフレットを作成しました。
パンフレット内では、造血幹細胞移植についてや、治療について、退院後の生活についてなどさまざまなことを紹介しています。

自家移植を受けられる方へ

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同種造血幹細胞移植療法を受けられる方へ

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CAR-T細胞療法

現在、多発性骨髄腫に対する治療としては主にプロテアソーム阻害薬、免疫調整薬、抗CD38抗体製剤や、従来から使用されている殺細胞性の抗腫瘍薬などが挙げられます。近年ではこれらに加えて、CAR-T細胞療法も登場し、大きなインパクトを与えています。 多発性骨髄腫に対するCAR-T細胞療法の適応となるタイミングとしては、
1. 上記に挙げた3種類の新規薬剤を全て投与したことがあること。
かつ、
2. 直近で行っている治療に再発もしくは難治性の場合であること。
の両方の条件を満たすことが必要となります。
また多発性骨髄腫に対するCAR-T細胞は骨髄腫細胞の表面にあるBCMA(B細胞成熟抗原)を標的としています。この治療の登場で今までは手詰まりだった再発の患者さんに対して大きな福音となっています。当センターでは多発性骨髄腫に対するCAR-T細胞療法を積極的に行っており、全国でもトップレベルの症例経験を誇っています。

 CAR-T細胞療法はまず患者さん自身のリンパ球(T細胞)を改造(遺伝子改変)して骨髄腫細胞を攻撃できるようにしたもの(CAR-T細胞)を投与するものです。治療の流れは下記のようになります。

CAR-T細胞の作成から投与までの流れ

1. リンパ球アフェレーシス
CAR-T細胞を作成するために自分の白血球(リンパ球)を採取しておく必要があります。この採取する処置をアフェレーシスといいます。実際には両肘や中心静脈という太い血管から点滴ルートを確保して、一方から血液を抜いて器械に通してリンパ球を採取し、残りの血液成分をもう一方の点滴を通して戻します。

2. ブリッジング療法
リンパ球採取からCAR-T細胞の作成・投与までには約2カ月程度を要します。その間、無治療で経過を見ると、骨髄腫が進行してしまうことが懸念されます。そのために多くの場合で何らかの治療を行い、骨髄腫の病勢をコントロールしながらCAR-T細胞療法に臨む必要があります。 この期間の治療のことをブリッジング療法といいます。ブリッジング治療は様々な薬剤が候補になりますので、患者さん個人個人に合わせて最適な治療を選択します。そのために外来治療だけでなく、場合によっては1ヶ月程度の入院治療を複数回行うこともあります。

3. リンパ球除去療法
作成したCAR-T細胞を投与してしまうと、患者さん自身のリンパ球が、投与されたCAR-T細胞を壊してしまう可能性があります。そのためにCAR-T細胞投与前にリンパ球を減らしておく治療が必要となります。その治療のことをリンパ球除去療法といいます。多くの場合、フルダラビン(フルダラ®)、シクロフォスファミド(エンドキサン®)の2剤を3日間投与してリンパ球を減らします。この治療を行ったのちにCAR-T細胞の投与を行います。

4. CAR-T細胞の輸注
CAR-T細胞の輸注は、リンパ球除去療法後、2日後に病室で行います。CAR-T細胞は凍結された状態で運ばれ、それを解凍したのちに早く投与しなければならないために、太い血管(頸部など)に確保した中心静脈カテーテルから投与します。投与中にアレルギー反応などが起こることがあるために事前に副作用対策として解熱剤やアレルギー予防の薬を投与します。

CAR-T細胞療法の合併症

CAR-T細胞療法は既存の化学療法(抗がん剤治療)と異なり、免疫を利用した治療になりますので、特有の合併症が起こることが知られています。そのためにCAR-T細胞を投与してから1ヶ月程度は入院して合併症の管理を行います。以下が代表的な合併症になります。

1. サイトカイン放出症候群(CRS)
活性化したT細胞により起こる合併症で、投与されたCAR-T細胞が急速に増殖することや骨髄腫細胞が死滅することで起こる免疫反応などで発症すると言われています。症状としては発熱、血圧低下、呼吸状態の悪化など様々で、程度に応じて解熱剤、トシリズマブ(アクテムラ®)、ステロイド製剤などの投与が必要となります。CAR-T細胞投与後、ほとんどの場合では1週間以内、特に投与した当日から起こることが多いです。1週間程度、症状が持続しますが、上記の対症療法で改善することが知られています。

2. 免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群 (ICANS)
はっきりとした原因は明らかではありませんが、投与したCAR-T細胞に関連する神経障害が出ることが知られていてICANSと呼ばれています。症状としては意識障害、見当識障害(自分がどこにいるか、いつなのかわからないなどの症状)、痙攣などが知られています。CRSと同時期に発症することが多いです。ステロイド製剤や抗痙攣薬などの対症療法が治療となりますがほとんどの症例で可逆性で改善することが知られています。

3. 血球減少と血球減少に伴う合併症
リンパ球除去療法は化学療法ですので、化学療法による合併症も起こります。骨髄機能が障害されることによって、血球減少(骨髄抑制)が起こります。そのために白血球減少による感染症、赤血球減少による貧血、血小板減少に伴う出血などが生じることがあります。それぞれ抗菌剤投与や輸血など適切な方法で対応します。またリンパ球除去療法後の骨髄抑制からの回復後に二次性に血球低下が生じることが知られており、その程度、回復までの期間は個人差が大きく、時に頻回の輸血を必要とすることもあります。

4. 低ガンマグロブリン血症
CAR-T細胞投与後には免疫グロブリンが低値となり、遷延することがあります。低ガンマグロブリン血症は感染症発症のリスクになることが知られていますので、必要に応じてガンマグロブリン製剤の補充を行うこともあります。

扱う疾患

多発性骨髄腫

多発性骨髄腫罹患患者数

高齢者に多く発症するとされている多発性骨髄腫は近年の高齢化に伴い罹患数は増加傾向にあります。

多発性骨髄腫の特徴

多発性骨髄腫は,形質細胞の単クローン性増殖と,その産物である単クローン性免疫グロブリン(M 蛋白)の血清・尿中増加により特徴づけられる疾患です。
CRABと称される臓器障害で、高カルシウム血症,腎不全,貧血,骨病変が生じている場合、化学療法の対象となります。

治療法の選択

CRABと称される臓器障害(高カルシウム血症,腎不全,貧血,骨病変)が生じている場合に化学療法の対象となります。かつてはCRAB症状が現れるまでは治療を行わないことが一般的でしたが、有効な治療法が増えてきたこともあり骨髄中の形質細胞が60%以上であったり、血清遊離軽鎖(FLC)の比が100以上であったり、MRIで2箇所以上の病変を認める場合には治療を開始することが一般的となってきました。

治療薬の主体はプロテアソーム阻害薬、免疫調節薬、抗CD38モノクローナル抗体およびデキサメタゾンであり、2025年からはこれらの薬剤を初発の多発性骨髄腫の患者さんに使用することが保険承認されました。これからは4剤併用療法(Isa-VRd, Dara-VRd)が主流になっていくと思われます。
65歳未満で主要な臓器の障害を有しない患者さんに対して、自家末梢血幹細胞移植を行うことで長期の奏効が期待できます。また移植後に地固め療法や維持療法を行うことも多くなっています。骨髄検査で500万個の細胞を調べて異常な形質細胞が10~100万分の1未満に到達した場合、微小残存病変(MRD)陰性と判定します。当センターのデータでは自家末梢血幹細胞移植とその後の治療によってMRD陰性に到達した患者さんの5年無増悪生存率は約80%となっています。

万が一再発してしまった際の治療選択肢も増えています。一般的にはこれまで使ったことのない薬剤を使用した治療を行いますが、前述のプロテアソーム阻害薬、免疫調節薬および抗CD38抗体の3つのクラスの薬剤を既に使用している場合にはBCMA(B細胞成熟抗原)を標的とした二重特異性抗体が適応となります。また3つのクラスの薬剤の使用歴があり、かつ過去に2回以上の再発を経験している場合にはCAR-T細胞療法(別項を参照)の適応となります。CAR-T細胞療法は有効な治療選択肢となりますが、適応となる患者さんが限られることからこの治療を希望される場合には担当医とよく相談して下さい。セカンドオピニオンについても常時受け付けています。

ALアミロイドーシス

線維構造をもつ蛋白質であるアミロイドが、全身臓器に沈着することによって機能障害を引き起こす一連の疾患群です。骨髄中の異常な形質細胞が産生する遊離軽鎖(FLC)が折りたたみの異常によってアミロイドというたんぱく質となって全身の臓器に沈着してさまざまな障害を引き起こす病気です。 自覚症状としては「足がむくむ」「舌の側面に歯型が残る」「味覚が落ちた」「手首がしびれる」「まぶたに出血したような斑点が出る」などが挙げられます。

ALアミロイドーシスの治療の基本はFLCを産生する形質細胞を減少させることであり、従来はメルファランという内服の抗がん剤とデキサメタゾンの点滴による治療(MD療法)が主流で、可能な患者さんに自家末梢血幹細胞移植が行われてきました。2021年にALアミロイドーシスに対する治療としてダラツムマブ、シクロホスファミド、ボルテゾミブおよびデキサメタゾン(D-CyBorD)療法が承認され、現在はこの治療が主流となっています。自家末梢血幹細胞移植は脱毛や一時的な感染症のリスクなどから、対象となる患者さんは以前より少なくなっています。

 

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫とは、本来体にとって大切なリンパ球が性格を変えてしまう病気、腫瘍化すなわちがん化した病気です。がんとは言っても、リンパ腫は肺がんや胃がんのような固形がんとはかなり異なるものであることを、まず理解頂きたいと思います。 悪性リンパ腫といっても実に数十のタイプがあり、それぞれのタイプは細胞の性格や経過、ひいては治療方針が全く異なってきます。ですから、悪性リンパ腫の中のどのタイプであるか、正確な診断をつけることは非常に重要です。

悪性リンパ腫は大きくホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分けられますが、本邦では90%以上が非ホジキンリンパ腫です。リンパ組織は全身に分布していることから、病変は全身どこにでもできる可能性があります。リンパの広がりを正確に診断するため、血液検査、CT、PET-CT、骨髄検査、場合によっては内視鏡検査を受けて頂くこともあります。生検によって最終組織診断がついたら、治療計画を立てます。R-CHOP療法と呼ばれる化学療法が第1選択となることが多いですが、リンパ腫のタイプによってはこれとは異なる化学療法が行われることもあり、また初期の場合は放射線で治療されることもあります。時に複数の治療選択肢が存在することもあります。

万が一再発してしまった際は、以前は自家末梢血幹細胞移植が行われていましたが、現在ではCAR-T細胞療法が行われることが多くなっています(当センターでは悪性リンパ腫に対するCAR-T細胞療法は行っていないため他の施設をご紹介しています)。

慢性骨髄性白血病

多能性造血幹細胞という血液の元になる細胞の異常により惹起される白血病で、染色体異常により生じるBCR-ABLチロシンキナーゼが恒常的に活性化し、白血病細胞の増殖に関与し、3つの病期を経て進行していく病気です。

白血球や血小板の増加を認めるが自覚症状の乏しい慢性期,顆粒球の分化異常が進行する移行期,未分化な芽球が増加して急性白血病に類似する急性転化期(blast phase:BP,約3~6 カ月)へ進展していきます。

病気の原因となるBCR-ABLチロシンキナーゼを特異的に阻害するチロシンキナーゼ阻害薬の出現により、治療成績が劇的に改善し、以前は同種造血幹細胞移植を必要としていた疾患ですが、現在はほとんど内服のみで長期生存が可能となり、一部の患者では治療を中止しても再発しない=治癒につながる患者さんも報告されています。さらに近年ではABLミリストイルポケット結合型阻害剤という新しい薬剤も登場し、治療選択肢がさらに増えています。

急性骨髄性白血病

急性骨髄性/リンパ性白血病は化学療法のみでもある一定の確率で治癒が期待できる疾患です。この病気には様々な遺伝子異常が関与することが知られており、その遺伝子異常によって疾患の悪性度が特徴づけられています。そのためにこれらの遺伝子異常に基づいて、疾患の予後予測を行い、必要な患者さんには造血幹細胞移植を行うことでその治療成績はさらに向上しています。また急性リンパ性白血病は以前は非常に予後不良とされていましたが、小児型の抗がん剤治療の導入や一部の症例(フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病)ではチロシンキナーゼ阻害薬の登場で治療成績は大きく改善しています。高齢者や重大な併存疾患を有する症例を除き、原則として治癒を目標とした治療を行います。

骨髄異形成症候群

骨髄異形成症候群(Myelodysplastic syndromes: MDS)は聞きなれない名前ですが、高齢者に多い病気です。ある日突然発症するわけではなく、加齢、環境因子、生活習慣などによって徐々に造血幹細胞の遺伝子に蓄積していって発症するとされ、造血機能の「衰え」とも言える病気です。しかし、その詳細な発病メカニズムは未だ不明で、自覚症状に乏しく偶然発見されることが多いです。

名前の由来は、異常な形の白血球、血小板、赤血球などが作られることから、この病名がついています。しかし、MDSは多様な病気の集まり(症候群)であり、再生不良性貧血と呼ばれるような造血機能が低下する病気に近いものから、白血病に近いものまであります。また、中には形態異常を確認することが困難な方や、他の病気から移行するかた(2次性のMDS)もいらっしゃり、非常に多様性に富んでいます。

したがって、治療の必要性は病状によって様々です。そこで、どのくらいすぐに治療しなければいけないかを判断するために、検査に基づきスコア化し、これに個人の特別の状態を加味して治療方針を決定することが多いです。その結果、治療を受けずに経過観察だけで問題なく年余に渡って暮らせる方もいます。一方で、白血病発症の前がん状態であったり、既に白血病に進行している場合もあり、速やかな抗がん剤治療が必要な方もいます。また、内服抗がん剤治療(レブラミド療法)や、免疫抑制薬が良く効くタイプである場合もあります。最近では、抗がん剤治療に進歩が見られ、身体的な負担を軽減した治療法(アザシチジン療法)も行われ、高齢の患者さんでも安心して治療を受けられます。
しかし、これらの治療法は病気の進行を止めることはできても根治することは難しいと考えられており、根治には現在のところ造血幹細胞移植が唯一の治療法です。しかし、患者さんの多くは高齢者のため、移植治療を受けられる方は限られています。また、移植にはリスクがあるとともに準備に時間がかかります。現在では、移植を受けられる患者さんを増やす試みがなされています。
もし、病気が進行してしまった場合には、たびたび輸血が必要になったり、感染症に罹患しやすくなったり、発熱を繰り返すこともあります。このため、入院治療が必要な場合もあります。このように、患者さんが現在どのような状況にあり、どのような治療法が適切なのかきちんと判断する必要があります。

再生不良性貧血

末梢血でのすべての血球の減少(汎血球減少)と骨髄の細胞密度の低下(低形成)を特徴とする一つの症候群です。重症度によって予後や治療方針が大きく異なるため、血球減少の程度によって重症度を判定する必要があります。 重症度や年齢によって、若年者の場合では同種造血幹細胞移植も適応となることもあります。免疫抑制剤や抗ヒト胸腺細胞ウマ免疫グロブリン、トロンボポエチン受容体作動薬、顆粒球コロニー刺激因子などの複数の薬剤を用いながら治療を行います。初めは入院を必要とすることもありますが、外来治療でも管理が可能な疾患となります。

免疫性血小板減少症

特発性血小板減少性紫斑病とも呼ばれています。血小板減少を来たす他の明らかな病気や薬剤の服薬がなく血小板数が減少し、出血しやすくなる病気です。治療法としては一部の患者さんではピロリ菌が関与していることが知られていて、ピロリ菌の除菌のみで改善する方もいます。そのほかは副腎皮質ステロイドやトロンボポエチン受容体作動薬をはじめとして、リツキシマブ、脾臓チロシンキナーゼ阻害薬などの複数の治療薬があります。治療の奏効(血小板数の改善)や副作用のバランスなどを見ながら、適宜治療法を選択していきます。緊急で止血が必要な場合には大量免疫グロブリン療法なども行うことがあります。

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