専門外来について
物忘れ外来
認知症にはアルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症をはじめ様々な原因があります。また、物忘れの症状を主軸とし、意思疎通の困難さが見られたり、幻覚、妄想、抑うつ、不眠、不安、攻撃、徘徊、不穏などの行動・心理症状をしばしば伴うため、介護にも負担がかかることがあります。 当科では、認知機能低下の原因の診断、程度の評価および内服加療を行うとともに、必要に応じて医療連携課などとも協力し、環境調整のお手伝いをしています。日常の外来でも診療いたしますが、物忘れ外来という認知症専門医による専門外来を行なっております。
※初診の方は通常の神経内科初診で診察および検査を行った後に物忘れ外来の予約を取っていただいております。
パーキンソン病初診外来
パーキンソン病はもとより、進行性核上性麻痺・大脳皮質基底核症候群などのパーキンソン病関連疾患、前頭側頭型認知症やアルツハイマー型認知症、多系統萎縮症等に合併したパーキンソニズム、薬剤性パーキンソニズムの有無の確認、その他原因不明の不随意運動なども対象としております。患者さんおよびご家族に疾患についての理解を深めていただくとともに、地域の先生方とも連携して患者さんをサポートしてゆく目的で上記外来を行なっております。
外来日 |
診察時間 |
火曜日(午後)※完全予約制 |
1時間 |
遺伝カウンセリング外来
脊髄小脳変性症や家族性筋萎縮性側索硬化症、筋ジストロフィーなど、遺伝に関わる疾患について、患者さん一人あたりの時間を十分に確保し、臨床遺伝専門医による診察および要望の聴取、疾患や遺伝についてなどの情報提供を行う目的で、遺伝カウンセリング外来を開設しました。
外来日 |
診察時間 |
水曜日(午前)※完全予約制 |
1時間 |
認知症ケアサポートチーム(DST)
認知症のある高齢者が身体疾患を合併し、当センターのような急性期病院に入院することは、今後も増加すると予想されます。そこで神経内科医師、看護師、メディカルソーシャルワーカーでチームを構成し、適切な認知症ケアを提供することを目的に活動しています。当チームの活動を通して、入院中の認知症患者さんの身体的拘束や自己抜去の件数が減るよう努力しています。