脊椎整形外科

整形外科初診について

予約方法について

脊椎整形外科、骨・関節整形外科の初診については、こちらをご覧ください。

久野木順一医師の外来診療について

当科のご紹介

首、腰、四肢の痛みやしびれ、手足の運動障害、歩行障害などの症状がある場合には、脊椎にその原因があることが少なくありません。具体的には椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊柱変形、骨粗鬆症、透析脊椎症などの疾患がありますが、当科では症状の原因となっている病態をしっかり診断し、手術をしたほうが早くよくなる病気や、すぐに手術をすべき病気に対しては積極的に脊椎手術を行っています。
脊椎手術については熟達した手術手技を要する難易度の高い手術を得意としていますが、基本的には安全、確実、患者さんに優しい手術を最優先しております。その目的を達成するために手術用顕微鏡、内視鏡、超音波メス、ナビゲーションシステムをはじめ、最先端の医療機器を駆使して手術に臨むようにしています。長年にわたる経験と技術の蓄積の結果として、近年では高齢者の脊柱変形に対する矯正固定術も増えつつあります。
また、当センターの麻酔科、循環器内科、腎臓内科、糖尿病内分泌科、リハビリテーション科等と密接に連携することにより、90歳以上の超高齢者、重篤な内科疾患(心疾患、呼吸器疾患、腎疾患、糖尿病など)をもった患者さんに対しても、積極的に手術をおこなっています。特に透析脊椎症の手術に関しては多くの医療機関からご依頼をいただいています。
当科では、地域の「かかりつけ医」の先生からの紹介患者さんに対し、①専門的診察や詳しい検査などによって診断を確定し、②手術が必要かどうかを判断するとともに、実際に手術を行っていくことと、③救急医療(特に手術や入院を必要とする患者さんに対する)を提供することを使命としています。
したがって、当科は精査、手術、急性期の入院治療に特化した医療を担い、一方、手術をしないでも治る病気や、すぐに手術する必要がない病気に関しては、病態や治療方針を十分に説明した上で、保存的治療や経過観察を地域の医院、診療所等の医療機関(かかりつけ医やリハビリテーション病院等)にお願いしています。ただし、他の医療機関に紹介させていただいた後でも、当科における診察、検査、処置、手術などが必要となった場合には、そちらからの紹介により再び当科を受診していただければ、患者の皆様が速やかに適切な医療が受けられるようになっていますので、どうぞご安心ください。

特色

当センターでの治療方針として、できるだけ低侵襲な手術法を優先する、長期間にわたり良好な成績が持続するような手術法を選択する、などが挙げられます。脊柱管狭窄症では、頸椎・腰椎とも当センターで開発された脊柱管拡大形成術により、長期間にわたり良好な成績を得ており、全国から患者さんが来院されています。また、患者さんに優しい低侵襲手術を実施しております。入院期間は病態により異なりますが、おおおよそ以下のごとくです。頸椎椎間板ヘルニア:5~7日、頸椎症性脊髄症:7~10日、腰椎椎間板ヘルニア:5~7日、腰部脊柱管狭窄症:2~7日、脊柱変形矯正固定術:14日程度です。

扱う疾患

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性側弯症、脊柱後弯症、
頚椎症性脊髄症・頚椎後縦靱帯骨化症、頚椎後弯症、頚椎椎間板ヘルニア、
胸椎黄色靭帯骨化症、
脊椎圧迫骨折・破裂骨折 、
脊髄腫瘍、化膿性椎間板・脊椎炎

このような症状の方を診察いたします

四肢のしびれ、痛み、運動障害、感覚異常、
首・背中・腰の痛み、変形

主な検査

レントゲン、採血、CT、MRI、骨密度、脊髄造影、神経根造影、骨シンチグラフィー

主な実績

診療実績(2024年度)

入院
延患者数 新患者数 1日平均患者数
11,652 578 31.9
外来
延患者数 新患者数 1日平均患者数
9,946 1,502 40.9

脊椎手術件数(2024年度)

総数 491件
内訳 
椎弓形成・切除術
122件
脊椎固定術
268件
経皮的椎体形成術
52件
脊椎骨切り手術
10件
内視鏡脊椎手術
47件

ページトップへ