糖尿病内分泌科

●糖尿病の患者さんへ
現在、世界中で新型コロナウイルス感染症(以降、COVID-19)が猛威を振るっています。
糖尿病とCOVID-19の関係について心配している方も多くいらっしゃると思い、当センターの糖尿病ケアチームでパンフレットを作成しました。
ご興味ある方は、ぜひこちら(PDF)からご覧ください。

当科のご紹介

糖尿病内分泌科では、糖尿病や高血圧・脂質異常症をはじめとするその他の生活習慣病と、内分泌疾患を対象とします。特に糖尿病は生活習慣病の代表的な疾患であるため、近隣の医療機関と連携しつつ、医師と病院内の多くの職種から構成される糖尿病ケアチームによって長期的な展望に立った診療を心がけ、かつ、急性期にも対応できるように工夫して診療を行っています。さらに、当科は甲状腺疾患や副腎疾患などの内分泌疾患を幅広行く診療しており、高度に専門性を必要とする疾患にも対応しています。

特色

糖尿病領域では数年ごとに新薬が上市されており、当科でもこれらの新薬を積極的に導入し、使い分けることによって個々の患者さんの病態に即した治療を提供しています。また、当科では、糖尿病看護認定看護師や糖尿病療養指導士も外来での生活指導やインスリン注射の指導やフットケアなどを行なっており、よりきめ細やかな糖尿病のケアを提供していますし、糖尿病看護認定看護師や糖尿病療養指導士は患者さんと医師との仲立ちの役割も積極的に果たしています。糖尿病教育入院では一方的な講義をするのではなく、患者さんとの対話を重視しており、また、合併症の検索も幅広く行い、各科と連携を取りながら包括的に患者さんのケアを行っています。
内分泌の分野では、よく見られる甲状腺疾患はもとより、特に専門性が必要とされる下垂体疾患にも対応しています。さらに、循環器内科や泌尿器科と連携を取りながら、副腎疾患が原因の高血圧症などの疾患の診断と治療にあたっています。

扱う疾患

このような症状・検査異常の方を診察いたします

高血糖、脂質異常、低血糖、高血圧、肥満、間脳下垂体疾患、甲状腺疾患、副腎疾患、電解質異常

主な検査

主な実績

診療実績(2022年度)

入院
延患者数 新患者数 1日平均患者数
2,509 219 7.4
外来
延患者数 新患者数 1日平均患者数
17,778 693 73.2

東京都委託事業(東京都糖尿病医療連携推進事業)

当センターは東京都から委託を受け、東京都区西南部(目黒区、世田谷区、渋谷区)の糖尿病医療連携推進事業の事務局となっています。 当事業は、予防から治療までの一貫した糖尿病対策を推進し、都民の誰もが身近な地域で症状に応じた適切な治療を受けられる医療体制を構築することにより、都内での糖尿病患者の重症化予防、療養生活の質の向上を目的としております。

当センターは、平成22年度から事務局となり、圏域内の基幹病院、医師会、歯科医師会、薬剤師会とともに以下の取り組みを行っております。
・「糖尿病地域連携の登録医療機関」制度にかかる取り組み
・糖尿病性腎症重症化予防を含む糖尿病の合併症予防等の総合的な取り組み
・地域の住民及び医療従事者に対する糖尿病対策に係る普及啓発活動

また、当圏域では次の冊子を発行し、地域の医療機関等に無料頒布しております。
「糖尿病-あなたは大丈夫?」(疾病啓発用冊子)
「2020年度版 糖尿病重症化予防のための地域医療連携マップ」(PDF版はこちら

頒布を希望される医療機関の方は申込書に機関名、必要部数等ご記入いただき、事務局(医療連携課)あてにFaxをお願いいたします。

申込書はこちら(PDF)からダウンロードしてください。
*冊子は送料含め無料で配布しております。
*個人(患者さん)からのお申し込みは受け付けておりません。