大腸内視鏡検査の
検査をお受けになる方へ
この検査で調べること
大腸とは、直腸・S状結腸・下行結腸・横行結腸・上行結腸・盲腸までをいいます。
肛門から内視鏡(先端にカメラの付いた直径11~13mmくらいのスコープ)を入れ、その内部を直接見る検査です。
検査の準備・流れについて
- ご自宅で下剤を飲んでご来院ください。
- 来院後、検査着に着替えます。(腕時計・メガネ・ピアス・指輪・ネックレス・金属の付いた義歯等の金属類ははずしてください。)
- 腸の動きを穏やかにして検査をしやすくする注射や痛み止めの注射をします。
- 身体の左側を下にした横向きの姿勢で始まりますが、検査中、適宜体位を変えます。
- 医師が麻酔のゼリーを肛門に塗った上、肛門内を診察します。
- 医師が肛門から、大腸の始まりである盲腸(右下腹部にある)、小腸の終わりまで内視鏡を挿入します。挿入する際、腸の曲がりの強いところでは一時的に痛みを伴うことがあります。
腸の長さ、曲がりの度合いにより痛みの程度に個人差があります。
- 内視鏡を抜きながら腸内を観察します。この際、ガスを送って腸を膨らませて詳しく観察します。
必要に応じ組織の一部を採取します。(組織検査)
- ポリープがある場合、必要に応じてポリープの切除を行います。
- 検査終了までの時間は、個人差(腸の長い人、腸の曲がりの強い人、ポリープの多い人)はありますが20分~30分程度です。
- 検査後、腸内に残っているガスのためにお腹が張ることがありますが、何度かおならが出ると楽になりますのでご安心ください。
組織検査について
組織の一部を採取し顕微鏡で調べます。(痛みはありません)検査結果は約1週間後にわかります。
ポリープ切除について
ポリープがある場合、必要に応じて切除します。通常、痛みは伴いません。
検査後の注意点
- 観察しただけの場合は、食事の制限はありません。
- 組織検査を行った場合は、アルコールや刺激物の摂取、激しい運動はおやめください。
- ポリープ切除を行った場合は、切除方法により期間は変わりますが食事・飲食・運動(ジョギングなど)や旅行が制限されます。
- 排便時や排ガス時の少量の出血の心配はありませんが、多量の出血や腹痛、立ちくらみや冷や汗等が出た時はご来院いただくかご連絡をください。
内視鏡検査に関するよくあるご質問
詳細は
こちらをご覧ください。