産科

産科における診療の詳細については周産母子・小児センターのページに詳しく掲載されています。そちらをご覧ください。

当科のご紹介

母子の安全を前提とし、自分らしく満足のできるお産をサポートしています。「赤ちゃんにやさしい病院」として母乳育児に積極的に取り組んでいます。また、流産などで必ずしも順調な経過をとらない場合は、精神的なケアに配慮しています。また、東京都総合周産期母子医療センターおよび母体救命対応総合周産期母子医療センターとして地域の周産期救急搬送に対応しています。

特色

自然分娩、母乳育児を支援しています。帝王切開分娩や子宮筋腫核出術既往があっても自然分娩が可能と診断した場合には慎重に管理しつつ対応します。分娩室はリラックスできる雰囲気で、家族も立ち会う「病院内家庭出産」を目指しています。畳のある部屋での分娩や、水中分娩室もあります。

扱う疾患

正常妊娠、異常妊娠、妊娠・分娩・産褥合併症、
周産期、分娩期、産後まで、ハイリスクの場合にも対応します。

このような症状の方を診察いたします

妊娠中の諸症状(お腹が張る、下腹部の痛み、出血など)
合併症妊娠(精神科合併症を除く)、胎児の異常

主な検査

内診、超音波断層検査、胎児心拍数モニター、MRI検査、CT検査、血液検査

主な実績

診療実績(2022年度)

入院
延患者数 新患者数 1日平均患者数
18,004 2,095 55.2
外来
延患者数 新患者数 1日平均患者数
26,528 1,953 109.2
 

診療科の体制

初診の医師は副部長以上が担当し、再診は原則交替制です。助産師も健診を行い、きめ細かいチーム診療をしています。専門外来として出生前相談、胎児超音波、お薬相談、母乳相談、妊娠糖尿病外来があります。安全な診療を提供するために、夜間休日でもすべて常勤医師が交替で3名勤務しています。臨床研修指定病院として教育にも力を入れており、研修医はスタッフ医師とともに診療しています。毎朝のミーティング、文献抄読会、週1回の分娩カンファレンス、月1回の新生児科との周産期カンファレンスなどで症例の検討を行い、診療科として共通の方針で対応できるよう研鑽につとめています。総合病院機能を活かし、各診療科と院内にて連携して各種合併症の診療にあたるとともに、オープンシステム・セミオープンシステムにより地域の医療機関とも連携し、妊娠経過を安全に共同管理しています。