周産母子・小児センターの紹介

当センターでは妊娠・出産・育児の過程において、母子の健康を総合的に支援するために「周産母子・小児センター」が組織されています。産科新生児科小児科小児保健小児外科が緊密な連携をとり、出生前から小児期まで母子にやさしく、しかも高度の医療を24時間体制で提供しています。

周産期部門は1922年の日本赤十字社産院が開設されて以来100年近い歴史があります。周産期病棟は5階で、産前・産後病床90床、母体・胎児集中治療室(MFICU)6床、新生児集中治療室(NICU)15床、新生児強化・回復治療室(GCU)40床を擁しています。また、東京都の母体救命対応総合周産期母子医療センター(スーパー総合周産期センター)に指定されており、「最後の砦」として救命処置が必要となった妊産婦の搬送入院を受け入れています。
2010年以降、年間の分娩件数は2500件を超えています。NICU・GCUへの入院数は年間600~800例で、このうち約2割は他の病院で出生し治療が困難なため搬送入院となった例で、新生児期に手術を必要とする赤ちゃんを含め、あらゆる疾患に対応が可能です。
また、緊急・高度医療に力を注いでいるだけでなく、母乳育児を支援する活動が評価され、東京都で初めて世界保健機関(WHO)・ユニセフから「赤ちゃんにやさしい病院」の認定を受けています。

   
分娩総数の推移:
分娩総数は2014年をピークに減少していますが、毎年2500件を超えており、多胎出産の割合が高くなっています。
高年出産の割合と帝王切開分娩率の推移:
35歳以上、40歳以上で出産される方の割合が高くなっています。帝王切開率※は20%前半を維持しており、この割合は、周産期母子医療センターの中で最も低く、経腟分娩の割合が高いことを意味しています。
※骨盤位(逆子)をのぞく単胎妊娠の中での帝王切開分娩の割合

小児病棟は6階に42床の病床があります。小児科・小児外科を中心に入院が必要なお子さんの治療を行っていますが、耳鼻咽喉科・脳神経外科・心臓血管外科などで治療するお子さんも小児病棟に入院します。小児科の年間入院数は1000例以上で、小児外科の年間手術数は約300件です。
診療面での緊密な連携以外にも、「赤ちゃんにやさしい病院運動」「療育医療」「子育て支援」の3つのワーキンググループを作り、病院外からの外部委員を交え、母乳育児支援、在宅医療支援、虐待予防の活動を行っています。

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