緩和ケア科の特色

がんの療養と緩和ケアを学ぶ市民講座

地域の方を対象に、がんに関する市民講座を開催いたします。みなさまのご参加お待ちしております。

日時:平成29年12月10日(日) 13:00~15:00
会場:東京医療センター 外来診療棟3階 大会議室(目黒区東が丘2-5-1)
※当センターでの開催ではありません
参加費:無料
内容:「がんになっても自分らしく過ごすために」 詳しくはこちらをご覧ください。(別ページで開きます)
申込方法:申込書にご記入のうえ、FAXにてお申込みください。
(事務局:東京医療センター FAX 03-3412-9811)
問合わせ:日本赤十字社医療センター がん相談支援センター
TEL 03-3400-1311(平日9:00~16:00)

がん治療支援・緩和ケアチーム

がん患者さんやご家族は、癌と診断されたとき、治療の経過や再発や転移がわかったときに抱える様々なつらさや、ストレスを感じます。悪性腫瘍そのものや、治療によって起こる様々な体の症状(痛み、呼吸苦、嘔気、嘔吐)や、心の症状(不安・気分の落ち込み)に対し、緩和ケアに関する専門知識を有する身体症状担当医師・メンタルヘルス科医師・看護師・薬剤師・臨床心理士・ソーシャルワーカー等がチームを組み、症状の改善に取り組むことで、患者さんの生活の質の向上・治療効果を上げることを目的としているチームです。 

入院中の患者さんやご家族へは、主治医の依頼を受けてからの対応開始となります。一般病棟に往診・診察し、身体・精神的な苦痛の治療やケアについて、対応します。また、ご本人のみならず、ご家族の悩みなども対応させていただきます。お子様への対応へのご相談も承ります。
主治医・病棟スタッフと、相談しながら、苦痛緩和についての助言・サポートを行いますが、治療方針は主治医が決定します。
チームの介入を希望される方は病棟スタッフや主治医にご相談ください。

緩和ケア外来

手術療法や化学療法、放射線療法などを、当センターで受けている患者さんの苦痛症状の緩和が対象となります。外来ではチーム担当医師が窓口となっておりますが、看護師・薬剤師・臨床心理士などの多職種からチームでサポートを行います。主治医のみならず、整形外科、放射線治療科サイバーナイフ科などの治療科とも連携を密にしながら多角的な方法での症状コントロールに努めさせていただきます。またがん相談支援センターなど他の部署とも共働しながら、がん治療から治療後も苦痛なく、快適に過ごせるようにサポートしています。今後の療養の場や治療方針に悩まれる場合なども、主治医と相談しながら様々な、意思決定の場面でもお手伝いをさせていただきます。

緩和ケア病棟の特徴

  1. がんに対する治療が奏功しない、副作用が強いなどの理由で、継続が困難である患者さんが対象となり、苦痛症状の緩和に対する治療、およびケアが目的となる病棟です。がんに対する積極的な治療や、体の負担となるような検査、処置、延命のための蘇生術を行っておりませんが、負担とならない範囲での苦痛緩和のための治療は相談のうえ行います。
  2. 緩和ケア病棟は、主治医は緩和ケア医師となります。医師・看護師・薬剤師のほか、臨床心理士、音楽療法士、栄養士、メディカルソーシャルワーカー、ボランティアなどがチームを組んで、全人的なケアを行っております。
  3. 苦痛の早期緩和をめざし、ご自宅で過ごせるかどうかを評価し、在宅医療を積極的に勧めていきます。退院後は緩和ケア外来や、訪問看護ステーションや往診医と協力しながら緩和ケアを継続します。

緩和ケア病棟の入院・退院基準

入院基準

  1. がんに伴う苦痛のために、自宅での療養が困難となり、主治医もしくは緩和ケア医の診察にて緩和ケア病棟への入院が必要と判断されている。
  2. ご本人・ご家族が病状や、体調を理解し、積極的ながんへの治療を行わないことを理解している。
  3. ご本人・ご家族が当緩和ケア病棟の性質を理解したうえで、入院を希望されている。
  4. 下記の退院基準に該当する場合は退院、転棟、転院していただくことをご本人・ご家族が了承している。

退院基準

  1. ご本人・ご家族が退院・転院を希望している。
  2. がんに対する積極的な治療を希望している。
  3. がん以外の疾患が悪化して、その治療を優先させる必要がある。
  4. 苦痛が緩和され、状態が安定している。
  5. 他の入院患者さんに迷惑をかける等共同生活が難しく、病棟での管理が困難である場合。

緩和すべき苦痛がなく、他院での代替療法などを受けることが目的の入院や、介護が主な目的となる入院は適応とならない。(ただし、在宅療養を継続するための1週間程度に限ったレスパイト入院は相談に応じております。)

緩和ケア病棟で行う治療

痛みなどをとる目的で、医療用麻薬や鎮痛補助薬などを使用します。また、お体の状態やご希望などをよく伺い相談しながら、放射線治療や神経ブロックを行うこともあります。がんそのものの治療としての放射線治療はおこなっておりません。
また、症状に応じて、腹水や胸水を抜くこともありますが、本人やご家族と相談しながら進めていきます。

代替医療については、抗がん剤やホルモン療法、点滴治療を必要とするものは行うことができません。また代替医療に通院する目的での入院もお断りすることがあります。漢方薬、その他のサプリメントなどは患者さんやご家族に責任をもって管理していただければ継続可能です。

緩和ケア病棟Q&A

施設のご案内

緩和ケア病棟は、くつろげる空間づくりを目指しており、ピアノやオーディオ機器のある広々としたラウンジには、ご家族も利用できるキッチンが備えられています。また、屋上庭園や家族控室(ご家族の宿泊も可能、詳細下記)もございます。
病棟全体がバリアフリー構造となっており、車いすのままトイレや浴室まで入ることができます。浴室はご家族が一緒に入ることができるよう、ゆったりとした作りとなっています。 横になったまま入ることのできる特殊入浴室の設備もございます。

病室は全室個室であり、有差額9室、無差額9室、計18室です。有差額個室にはソファーベットがついており、ご家族が宿泊できるようになっております。(詳細下記)

緩和ケア病棟は、自宅で過ごしているようなプライベート空間や自由な時間を大切にしていますが、当センターは館内だけでなく敷地内全面禁煙となっております。ご了承ください。
その他、他の患者さんの迷惑となるような行為はご遠慮いただいております。飲酒に関しては、患者さんの病室内でのみ可能です。

有差額室 無差額室
広さ 24.43平方メートル 19.95平方メートル
アメニティ テーブル、椅子2脚、ソファーベッド テーブル、椅子1脚
毎日洗面用のタオルが交換されます なし
通信・その他 テレビ・冷蔵庫は無料 テレビ・冷蔵庫は有料 (テレビカードをご使用ください)
自室でインタネットが無料で24時間使用可能です 6Fラウンジにあるインターネットコーナーを
ご利用ください(有料)
料金 35,000円/日(税込) なし

※緩和ケア病棟に入院中の患者さんのご家族が、宿泊または休憩できる家族控室を病棟内に一部屋(定員約4名)設けてあります。ご利用の際は看護師長までお申し込みください。
なお、他の入院患者さんのご家族と相互利用になる場合もございますので、あらかじめご承知おきください。

  • 庭園の見えるロビー写真
    庭園の見えるラウンジ
  • キッチンやオーディオなどもそろっています。写真
        ピアノ、オーディオもそろっています
  • 病室写真
    病室
  • 家族室写真廊下写真
        家族控室と病棟の廊下
  • 特殊浴室写真浴室とベッド写真
    浴室とベッドに寝たままで入ることのできる特殊浴室

緩和ケア病棟入院までの流れ

  1. 初診予約

    かかりつけ医からの紹介状と画像データをご準備のうえ、お電話ください。
    【医療・地域連携課直通】     03-3400-0471
    ※平日8:30~17:00   ※患者さん、ご家族からのお電話も受け付けております。「緩和ケアについて」とお申し出ください。

  2. 外来初診

    毎週月曜日 13:00~16:00

  3. 判定会議

    毎週月曜日(外来終了後)に判定会議を行い、その結果を封書にてお知らせします。

  4. ①入院  ②外来  ③その他

    ①入院:お部屋の用意が出来ましたら、順番にご連絡いたします。

    ②外来:指定日にお越しください。

    ③その他:抗がん剤や手術などの治療や積極的な延命治療を希望している方は、緩和ケア病棟の入院対象にはなりません。

お問い合わせ先【がん相談支援センター】

緩和ケアについてのご質問・ご相談は、がん相談支援センター
電話:03-3400-1311 内線2237
受付時間 平日 9:00~16:30

緩和ケア外来

必要時は緩和ケア病棟への入院を希望しているものの、在宅での療養を継続されている方の為の症状緩和の外来です。在宅医療が導入されている場合は、訪問看護ステーションや、往診医と協力しながら症状緩和のサポートを行います。

緩和ケアにおける教育

  • 緩和ケア研修会 年2回施行
  • 緩和ケアカンファランス
    院内の医師・看護師のみならず、近隣の往診医や訪問看護など他職種を交えての勉強会、事例報告会
  • 各病棟スタッフへの薬剤の使用方法についての勉強会

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