「救命救急センターの統括管理」
外来部門では、一次あるいは、すべての二次救急診療から組織的な救急診療の提供へと結びつけています。救急現場に従事する研修医の教育も含めて一元的な体制のもとで救急医療が提供され、その上に診療各科の専門診療能力が活かされる体制へ改変されています。また、外来部門を通じて「病院前診療体制」、救急隊ならびに近隣病院群との密接な連携関係の構築も我々の業務であり、救急救命士をはじめとした「救急隊員教育」や、救急医療の東京ルールを通じた近隣医療機関との医療連携構築はまさに「地域のメディカルコントロール体制」の確立に他ならないと考えています。
病棟部門では、救急科により病床管理が行われることで、日々の救急診療に必要な「空床確保」を心がけています。空床の確保は救命救急センター外来において診療される患者の入院先として、救命救急センターのEICU・EHCUのどちらが適しているかの判断に始まり、EICUとEHCU間では重症患者の発生により、24時間体制で患者の転入・転出管理を行っています。また移動先としての救命救急センターからICU、一般病床そして転院や退院といったあらゆる方向への転出についての「ベッド調整」を意味します。
ことに我々の診療する患者背景は「突然発症(受傷)」した状況から始まるわけで、その患者背景にある「かかりつけ医療機関」、「居住区近隣医療機関」等への調整も含まれます。救命救急センタースタッフの調整能力により、常に空床を確保することが可能となっています。
こういった日常業務の遂行のため、EICUはもちろん、EHCUにて治療をしているすべての患者の病態について、診療科の所在に関係なく把握しておく必要があり、不必要な集中治療や入院診療の継続を回避する努力がなされています。それ故、両病棟の平均在院日数は4日台を継続して維持しています。
下記の「募集概要」を目安にご応募いただければ幸いです。
(1)業務内容:救急科医師
(2)応募資格:救急科専門医として勤務経験があること
(3)採用日:応相談
(4)応募締切日:随時募集
(5)採用人数:若干名 ※採用が決まり次第締め切り
(6)勤務地:日本赤十字社医療センター
(1)身分:正職員
(2)給与(月給)※令和6年4月1日現在 日本赤十字社給与規程による
卒後6年目 :450,640円
卒後10年目:521,680円
卒後15年目:577,120円
(3)その他手当:通勤手当、住居手当(要件有)、扶養手当(要件有)
(4)賞与:年2回支給(令和5年度実績 4.02か月)
(5)所定労働時間:午前8時30分から午後5時00分(うち休憩45分間)
日当直回数:月平均6回
(6)年次有給休暇:1年を通じて最大24日付与 ※採用日による
(7)特別有給休暇
本人の結婚、忌服(配偶者、血族及び姻族の父母、子、祖父母、兄弟姉妹、叔母父母)、裁判員・証人・鑑定人等となり裁判所等に出頭したときその期間、子の看護休暇、介護休暇
(8)社会保険・福利厚生
健康保険、雇用保険、労災保険、厚生年金、企業年金基金、日赤グループ保険、日赤積立年金、財形貯蓄、育児休業制度、育児短時間制度、介護休業制度、職員定期健康診断
(1)提出書類
履歴書・エントリーシート(指定様式・写真貼付、自筆)
医師免許証の写し(A4サイズに縮小)
※履歴書(エントリーシート)は、以下のPDFファイルをプリントアウトしてお使いください(別ウィンドウで開きます)。履歴書(PDFファイル)
応募時の注意点
・応募書類は日本赤十字社の保有する個人情報保護規定に基づき、責任をもって破棄させていただきます。ご返却できませんのであらかじめご了承ください。
・選考に関するご連絡はメールで行いますので、必ずメールアドレスの記載をお願いします。インターネット環境のない方は別途ご相談下さい。
【書類送付先】
〒150-8935 東京都渋谷区広尾4-1-22
日本赤十字社医療センター人事課
03-3400-1311(内)2131 平日8:30~17:00(土・日・祝日はお休みです)
jinjika●med.jrc.or.jp (←黒丸をアットマークに読み替えてください)
※ 封筒の表に「救急科医師応募書類」と朱書きしてください。
【見学申込、問い合わせ】
救急科部長 林 宗博
mhhayashi-kts●umin.ac.jp (←黒丸をアットマークに読み替えてください)