加齢が気になる方へ

酸化ストレスセット

採血をして、組織の酸化ストレス度と酸化に抵抗する力を測定します。
活性酸素やフリーラジカルは過剰に存在すると細胞を障害して老化を促進します。
 
●8-OHdGは、DNAの酸化生成物です。全身性の酸化ストレスの評価ができ、疲労度や健康度、老化度などの指標として有用です。
●イソプラスタンは、アラキドン酸が酸化を受けると生じるプロスタグランジン様の脂質過酸化物で脂質系の酸化損傷マーカーです。
●CoQ10酸化率 ユビキノン ユビキノールは、ATP合成に必須の酵素です。抗酸化物質として働きます。還元型のユビキノールが酸化型のユビキノンより多く存在するが、CoQ10酸化率は、この比を現しています。
●葉酸は、代謝や蛋白合成開始など反応系の補酵素です。細胞増殖に必須で、欠乏するとDNA合成障害が引き起こされます。
●ビタミンB12は、蛋白質やシナプスを修復する働きがあります。
●ビタミンA βカロチンは、成長促進、皮膚粘膜の上皮角化防止、骨形成、や視覚の暗順応などで、重要な働きをしています。また、抗酸化作用を持ち、免疫機能の促進、DNA損傷の抑制、フリーラジカル補足作用があります。 循環器疾患や細胞の癌化を予防しています。
●ビタミンEは、ヒドロキシラジカルや一重項酵素を消去して脂質の酸化を防止します。血管保護作用、抗血栓作用、ホルモン分泌作用があります。

【注意】
結果が出るのに、2~3週間を要します。

内分泌代謝セット

採血をして、若々しさを保つために必要なホルモンを測定し、外的ストレスに抵抗する免疫力を調べます。

●IRI空腹時は、空腹時のインスリン量を測定し、糖代謝を調べます。肥満者では、高インスリン血症を呈します。採血は、前日より10時間以上の絶食、糖質やアミノ酸の入った飲料水の摂取を禁止する必要があります。 
●IL-6は、炎症が起こると、増加する蛋白質の一種です。老化とともに炎症性サイトカインを抑制する物質が減少するため、高齢になるほど上昇します。 
●NK細胞は、ウィルス感染や発癌の時に、それらの細胞を攻撃する貪食細胞です。悪性腫瘍や自己免疫疾患などにおける免疫活性の指標となり、加齢とともに活力は低下します。
●ソマトメジンCは、インスリン様成長因子ともいいます。成長促進、細胞増殖、インスリン様作用をもっています。加齢とともに低下して、筋肉量低下、内臓脂肪蓄積に働きます。
●アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌されるインスリン感受性因子です。インスリン抵抗性改善、動脈硬化発症抑制、脂肪燃焼作用、血管の修復などさまざまな働きをします。糖尿病では低下します。百寿者では2倍高値と言われています。
●DHEA-sは、副腎皮質から分泌されるアンドロゲンです。糖尿病、肥満、動脈硬化、腫瘍、骨粗鬆症などを抑制し、免疫調整や中枢神経作用に関わる重要なホルモンです。思春期から上昇し、20歳でピークになった後は、漸減し、老化の指標になります。 
●コルチゾールは、副腎皮質から分泌される、生命維持に必要な糖質コルチコイドです。精神的、身体的ストレスで数倍に上昇します。加齢では変化しませんが、コルチゾール増加後の正常化に時間がかかるようになります。妊娠やエストロゲン投与時には高値となります。
●テストステロン、フリーテストステロンは、男性ホルモンで、97%は蛋白と結合して活性のないテストステロン、残りの3%が活性をもつフリーテストステロンです。老化によりフリーテストステロンは減少します。
●エストラジオールは、女性ホルモンで、40歳以降低下して、閉経とともに激減し、更年期障害・脂質代謝異常・骨粗鬆症などの発症と関係があります。
●フリーT3は、甲状腺の機能をみる物質です。加齢に伴い減少します。
●レプチンは、皮下脂肪細胞から作られる食欲調整ホルモンです。食欲抑制、エネルギー消費亢進、脂肪分解作用を持ち、体重を一定に保とうする働きをします。あまり多いと視床下部に情報が届かず、肥満では血中濃度が上昇します。

【注意】
結果が出るのに、2~3週間を要します。

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