消化器内科

当科のご紹介

肝臓・胃・腸・胆嚢・胆管・膵臓を含め消化器領域のあらゆる疾患に先進医療で対応します。専任スタッフは全員が専門的な教育を受けたスペシャリストであり、日本・世界で標準的と考えられる治療法はもとより、新しい検査法・治療法に関する情報に対しても常にアンテナを張り、日常の診療でも応用・実践しております。われわれは、日々進歩する医療に対してスタッフ全員が同レベルで先進医療を実践することを目的としたチーム医療を行っています。
外来においてはチーム医療を実践しているため、どの曜日に来院されても同じレベルの診療を提供できることが原則ですが、診療待ち時間の短縮のために基本的には予約診療としています。ただし、どの曜日のどの医師にかかっていても別の曜日や医師の選択は自由に変更可能です。
入院では主治医として1~3人の医師が担当させていただきますが、毎週診療会議で治療方針などを検討しスタッフ全員の総意で診療を進めていきます。
病気と付き合いながらも生活の質を落とすことなく日常生活を送っていただけるよう、心を砕いて診療にあたっております。当センターの診療を通じて、患者さんが日赤医療センターでよかった、と思っていただければ幸甚であると思って診療にあたっております。

特色

3つの診療グループから構成され、各々のグループが専門性の高い最適な医療を提供しております。その圧倒的な総合力と専門性の高さは、大学病院に引けを取らない医療水準を保つことを可能にしています。外科との連携も非常に密であるため、患者さんにとって内科的治療・外科的治療を含めたうえでのベストな治療を迅速かつ適切に提供することが可能です。詳細は各論をご参照ください。

扱う疾患

肝癌(肝細胞癌・肝内胆管癌・転移性肝癌)・肝硬変・ウイルス性肝炎(B型・C型)・急性/慢性肝炎・肝硬変の合併症一般(食道静脈瘤・腹水・浮腫)
胃癌・食道癌・大腸癌・胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・食道炎・炎症性腸疾患・ピロリ菌感染症
膵癌・胆道癌・胆石(胆嚢結石・胆管結石)・急性胆管炎・急性胆のう炎・IPMN・膵炎・肝膿瘍
など、消化器疾患全般

このような症状の方を診察いたします

腹痛・背部痛・黄疸・腹部膨満・吐気・便通異常・血便・黒色便・胸焼け
健診や人間ドックで以下の指摘をされた方
肝機能障害・肝炎ウイルス陽性・肝腫瘍疑い
胆管拡張・膵管拡張・胆石・膵腫瘍・膵のう胞・腫瘍マーカー高値
バリウム異常・便潜血陽性・ピロリ抗体陽性・胃ポリープ・大腸ポリープ

主な検査

治療

ラジオ波焼灼療法(RFA)・肝動脈塞栓術(TAE)・肝動注療法(TAI)・放射線治療(サイバーナイフ)・全身化学療法・インターフェロン治療・抗ウイルス療法・内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)・腹腔静脈シャント術
内視鏡的粘膜切除術(EMR)・内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)・ピロリ菌除菌治療・内視鏡的消化管止血術・内視鏡的バルーン拡張術
内視鏡的胆管・膵管ステント留置術(Plastic Metallic)・内視鏡的胆管結石除去術・内視鏡的乳頭切開術(EST)・内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)・超音波内視鏡下瘻孔形成術(EUS-BD)・経皮経肝胆管ドレナージ(PTBD)・経皮経肝胆嚢ドレナージ(PTGBD)・経皮経肝膿瘍ドレナージ(PTAD)・消化管ステント留置術・ダブルバルーン内視鏡下ERC
化学療法

検査

超音波(超音波造影剤)・CT・MRI・血管造影・肝生検・上部/下部消化管内視鏡検査・消化管造影・内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)・超音波内視鏡(EUS)・超音波内視鏡下穿刺吸引術(EUS-FNA)・小腸カプセル内視鏡・ダブルバルーン小腸内視鏡

主な実績

診療実績(2022年度)

入院
延患者数 新患者数 1日平均患者数
7,836 833 23.7
外来
延患者数 新患者数 1日平均患者数
22,787 1,660 93.8