お産入院・産後の入院生活

出産時の入院方法

当日までに

 出産で入院するタイミングは人それぞれですが、子宮収縮は副交感神経が優位なときに始まりやすいため、夜中から明け方に入院する方が多いものです。
健診と違って、夜中に病院にいらっしゃる手段やルートを考えておくと安心ですね。あらかじめ、夜中に病院までドライブしてみる方もいらっしゃるようです。
10カ月に入った健診の時には、出産が近いのか、まだ時間がありそうなのか、医師や助産師に確認しておきましょう。ご自宅までの距離や、ご家族の状況も考えた上で、個別にご相談いたします。

始まったかな?と思ったら

1.お腹が張る時間を計ってみましょう。
子宮の収縮が始まり、終わるまでの時間を「発作の長さ」と呼びます。
収縮の始まりから次の収縮の始まりまでを「発作の間隔(間歇)」と呼びます。
10分間隔あるいは1時間に6回以上収縮がきたら、一般的な入院のタイミングです。入院前にお電話の必要はありません。(迷ったときには分娩室ダイヤルイン電話をご利用ください。番号は妊娠後期の個別相談でお知らせします。)

2.いざ入院。手続きをお願いします。
1Bエリア「入院受付」にかかっていただき、IDカードと、あらかじめ書いていただいている「入院証書」をご提出ください。
時間外で「入院受付」が閉じている時は、その先にある「時間外・救急受付」で手続きを承ります。産婦さんには「入院カード」をお渡ししますので、入院中は必ずお持ちください。

3.5階分娩室までお越しください。
病棟エレベータにはセキュリティがかかっています。ICカードなしに上階へいらっしゃることはできません。エレベータ脇の「病棟案内」では、24時間セキュリティ担当者が受付を行っています。
ご家族の方は必ず「病棟案内」で、「面会カード」を受け取ってからご同行ください。大人の方は一人一枚必要です。お子さん同伴の場合は、大人と離れないようにご注意ください。
なお、分娩室入り口では、毎回インターホンでお名前の確認をしています。
たくさんの赤ちゃんが生まれていますので、安全な環境保持のためご協力をお願いいたします。

分娩時に立ち会ったご家族の声

ご了解をいただいた方からの声を掲載しております。

実際にパートナーの方が立ち会った産婦さんたちからの声(原文のまま)

「初めての出産で、また帝王切開でとても不安でしたが、分娩中に手をつないでもらえて心強かった。 
 誕生の瞬間をパートナーと過ごせたことは、貴重な出来事だったと感じている。
 入院中の面会は出来なくても産声を一緒に聞けて感動の瞬間を共有出来た方が、価値があると感じた。」
「このような状況で全く誰とも会えない、立ち会いもNGな病院は多くあると聞きました。
 そんな中で、出産時に立ち会いができたこと、妊婦にとっては本当に心強かったです。」
「今の状況下では、立ち会いが認めれられていないのではないかと心配していましたが、
 夫と一緒に経験することができて感謝しています。新しい家族を迎えることは人生の中で
 最も貴重な経験であります。家族の絆を深めるものでもあると思うので、
 今の感染対策の下でこれからも可能な限り認められると良いなあと思っています。」

実際に立ち会ったパートナーの方からの声

・父としての自覚が出た。
・母子の強さを間近で見て感動した。
・立ち会えたことで人生観、今後の子育ての意識が変わった。

立ち会いできる方・人数

家族・パートナー  3名まで(こども含む)
※こどもの年齢制限なし。ただし、大人の付き添いが必要。

立ち会い可能時間・注意事項

・24時間可
・マスク着用
 ※未就学児は可能な限り着用をお願いします。
・発熱やせき・咽頭痛などの症状のある方は立ち会いできません。

産後の入院生活

分娩室から5B病棟に着くと、まず赤ちゃんのネームバンドが手と足についているかを確認します。
入院中赤ちゃんとお母さんはずっと一緒ですが、場合によりお預かりすることもあります。その時にお二人を結びつける、とても大切なものだからです。
その後、赤ちゃんと一緒にお部屋に入ります。助産師が、お母さんの状況に合わせて、入院生活や育児に関する説明を行います。
赤ちゃんは時々泣いたり、目を開けたり声を出したりするでしょう。その度におっぱいをあげます。初めは、なめるだけでも、おっぱいにキスするだけでも構いません。何度も繰り返すうちに赤ちゃんの消化吸収能力は高まり、お母さんの母乳も出るようになってきます。生後すぐの赤ちゃんは、羊水を吐くことがあります。横向きに寝かせて気管に詰まらないようにしてあげましょう。赤ちゃんが大きく口を開けておっぱいを欲しがるサインをしたら、いよいよ深くおっぱいを含ませられるように練習です。夜型の赤ちゃんが多いため、はじめ数晩はあまり眠れないかもしれません。赤ちゃんの寝る午前中から昼ぐらいに休むことがコツかもしれませんね。
こうして赤ちゃんとの生活をするうちに徐々に育児に慣れていき、退院の日を迎えます。
疑問や不安があれば、ぜひ入院中に解決しておきましょう。助産師はいつでもおそばにいますし、状況に合わせて退院後のサポートもご案内しています。

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