日本赤十字社医療センター
ヘルプ機能
よくあるご質問サイトマップ english
Google サイト内検索
  • 診療科ご紹介
  • 担当医紹介
  • 担当医スケジュール
 

小児外科

特徴・特色

●日本小児外科学会の認定施設として、専門医による小児外科疾患に対する高いレベルの専門治療を行っております。
●鼠径ヘルニアを始めとするあらゆる小児外科疾患に対する治療を行っております。
●当センターの特徴である周産期医療の中で治療困難な低出生体重新生児に対する外科手術、漏斗胸に対する低侵襲手術、障害児に対する補助治療手術を特徴としております。  

【外来について】

●外来での1日の受診数は約30名、外傷を含む救急患者さんや新紹介患者さん、及び定期通院の再来患者さんです。
●当科初診の場合、近くの先生からの紹介状があると便利です(必須ではありません)。
●外来診察は再来時予約あるいは電話予約で行なっています。
 エコー検査、放射線検査(腎盂造影、膀胱造影、CT、MRIなど)も予約制です。
●一般外来(初診、再診)は月、水、木の午前中(石田)で予約を受け付けています。
●緊急時はその限りではありません、常時対応が可能です。
 月、木の午後(中原) 水の午後(畑中)にも診療を行っております。
 予約なしの初診の場合、多少お待ち頂く場合があります。

主な対象疾患

【乳幼児学童外科的疾患】

鼠径ヘルニア 精巣水腫 停留精巣 臍ヘルニア 肥厚性幽門狭窄症 
腸重積症 乳児痔ろう 小児虫垂炎 漏斗胸 胃食道逆流症 
胆道閉鎖症 胆道拡張症 腹部(悪性)腫瘍…腎腫瘍 肝腫瘍 神経芽腫 奇形腫など 
体表腫瘍 外傷 異物誤飲

【新生児外科的疾患】

食道閉鎖症 腸閉鎖症 鎖肛 横隔膜ヘルニア 臍帯ヘルニア
ヒルシュスプルング病 壊死性腸炎 

【症状からみた小児外科受診対象疾患】

【乳児期】
便に血が混じる
→ 切れ痔、直腸ポリープ(ミルクアレルギー、直腸炎)
便秘時ひどくお腹が大きい、
時に便に血が混じる。
→ ヒルシュスプルング病、慢性便秘症
繰り返しミルクを多量に嘔吐する
→ 肥厚性幽門狭窄症、胃軸捻転症
便の色が薄い
→ 胆道閉鎖症 乳児肝炎 感染性腸炎
肛門の周りが発赤腫脹、時に化膿
→ 肛門周囲膿瘍、乳児痔ろう
突然顔色不良ぐったり、嘔吐。
後に血便。
→ 腸重積症、腸捻転症
腹部膨満・硬い。顔色不良。
→ 腹部腫瘍(肝腫瘍、神経芽細胞症、腎腫瘍)
男児で陰嚢の左右差が明瞭
→ 精巣水腫
男児で陰嚢内に睾丸を触れない
→ 停留精巣、移動精巣
鼠径部の腫れ。
特に泣いたときや入浴時。
→ 鼠径ヘルニア
【幼児期以降】
多量の血便 時に腹痛
→ メッケル憩室
間欠的に腹痛、嘔吐。
便色が薄くなることがある。
→ 総胆管拡張症
おもちゃ、ボタン電池、安全ピン、
硬貨、親の薬など飲み込む。
→ 異物誤飲
足指の爪の周囲の発赤
→ 陥入爪、深爪から爪周囲炎
胸壁中央部の陥凹
→ 漏斗胸

入院診療

【特徴的な手術について】

年間総手術件数は300〜400件です。
その中で最も多いのが鼠径ヘルニアに対する根治術で、年間約140例を数えます。鼠径ヘルニアと類縁疾患である陰嚢水腫、精索水腫に対する根治術も20例ほどあります。この他、停留精巣(睾丸)固定術(約30例)も行っております。これらは2泊3日(あるいは1泊2日)でお願いしております。

【鼠径ヘルニア】

・基本的には、生後3ヶ月以降に手術を行っています。
・1才までは2泊3日、1才以上は1泊2日の入院を原則としています(手術当日の退院も可能です)。
・全身麻酔下で手術を行っています。
・再発の少ない内そけい輪での処置に工夫を行っています。
・創は1.5cm程度で表面は防水被膜(ダーマボンド)を塗布するだけです。
・3日後からシャワーが可能となります。抜糸は不要です。

【胃食道逆流症】

・先天性食道裂孔ヘルニア、食道閉鎖症手術後、腹圧亢進が持続する患児などにみられ、嘔吐、体重増加不良、繰り返す誤嚥性肺炎、出血性食道炎、貧血、 の原因となります。
・食道裂孔部の縫縮、噴門部の形成(腹部食道に噴門を巻き固定する)、胃ろう(不要の場合もある)を行います。
・開腹による方法と腹腔鏡による方法、その両方が可能であり、症例により選択しています。

【腹部腫瘍】

・小児の腹部腫瘍には悪性のものが多く、副腎・腎・肝・後腹膜に発生します。
・神経芽腫が最も多く、ついで肝臓に発生する肝芽腫、腎に発生する腎芽腫(Wilm腫瘍)、他に後腹膜や卵巣に発生する奇形腫などがあります。
・発育は急速ゆえ早期の診断治療が必要となります。
・治療(手術、化学療法)は本邦のそれぞれの腫瘍の代表的なスタディーグループのプロトコールに則って行っています。

【漏斗胸】

・先天性に胸部の中央に陥凹があり、次第に著明となり肺や心臓を圧迫します。
・陥凹の下方の軟骨弓の突出が目立ってきます。
・CT検査により心臓・肺への圧迫状況、陥凹の程度をチェックします。
・手術の適応は、陥凹の程度が強く心肺を圧迫し不整脈などの異常を有するもの、外観的に矯正を希望するものなどです。
・1999年からNUSS法を採用し、積極的に手術を行っています。
・これまで60例余りの実績があります。手術時年齢は4−5歳から成人までです。
・両側胸部の3cmほどの創から矯正用の金属製のBarを挿入し、胸骨部を持ち上げ固定します。
・1週間程の入院となります。
・手術後1月過ぎれば運動の制限はありません。
・基本的には2年間留置した後、抜去します(2泊3日の入院が原則です)。
漏斗胸 手術前
漏斗胸 手術前
漏斗胸 手術後
漏斗胸 手術後

ページのトップへ戻る